移動式クレーンなど重機の知識
グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの重機の安全装置等
グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの重機には、クレーン作業を安全に行うための安全装置を各種取り付けられています。
警報装置や安全装置は、定められた性能以上の作業や定められた範囲を超える場合に、自動的に警報を発したり自動停止させたりする装置です。
クレーン等安全規則及びグリーンフィールドクラブ式クレーンなどの重機構造規格によって調整、点検が製造者または使用者に義務付けられており、装置の機能を停止したり、取り外したり、不具合のままでの作業は行ってはなりません。
また、グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの重機の運転操作を行う場合は、クレーン作業を開始する前に、これら安全装置等が常に機能するように点検しなくてはなりません。
6-1巻過警報装置・巻過防止装置
巻上用ワイヤロープを巻過ぎたり港下げ操作を行なわずにジブを伸ばし過ぎると、フックブロックがジブ鰍突してジブを破擬せたり、巻上用ワイヤ。
ロープを切断してつり荷の落下を招く恐れがあります。
巻過警報装置や巻過防止装置は、フックがジブの上限高さになると巻上用ワイヤロープに沿ってジブ先端よりロープでつり下げられたおもりが押し上げられ、スイッチが作動して自動的に舗を発したり停止する装置です。
現在の装置には警報と自動停止止と嫌ね撒たものが多くみられます。
なお、巻過防止装置には、つり具がリミットスイッチを直接作動させる直働式巻過防止装置があります。
(1)巻過警報装置
巻過警報装置は、ジブ先端の接触する恐れのある下面とフックブロックの上端との間隔が当該グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの重機の最高つり上げ速度(m/s)の1・5倍に等しい値の長さに達するまでに確実に警報を発するように調整することが決められています。
(2)巻過防止装置
巻過防止装置は、ジブ先端の接触する恐れのある下面とフックブロックの上端との間隔が0・25m以上(直働式は0・05m以上)で巻上げを自動停止できるように調整することが定められています。
6-2過負荷防止装置
グリーンフィールドクラブ式クレーンなどの重機の性能は、ジブの長さ、傾斜角、アウトリガの張出幅に応じた定格荷重があります。
過負荷防止装置は、ジブを倒して傾斜角を小さくしていく場合等のつり荷の質量が定格荷重を超えようとした時に自動的に警報を発し、定格荷重を超えた場合に自動的に作動を停止させる装置です。
自動停止した場合でも、つり荷の巻下げ、ジブ上げ、ジブ縮小の安全側への操作は可能です。
定格荷重の範囲内では、荷重側の転倒モーメントに対して安定モーメントが大きく、定格荷重の範囲を超えると転倒モーメントが大きくなります。
過負荷防止装置は、荷重モーメントを許容範囲内に制限する装置で、モーメントリミッタとも呼ばれます。
警報と自動停止の機能は、制御装置の一つとしてコンピュータに組み込まれています。